前日の米株式市場は、雇用や景況感などで市場予想を大きく下回る経済指標の発表が相次いだものの、ダウ工業株30種平均が172ドル高と大幅に上昇した。この米株高を受けて、東京株式市場は取引開始から買い優勢で始まったが、朝方発表の7〜9月期の法人企業統計で、設備投資が前年同期比で大きく落ち込んだことで、市場では景気の先行き不透明感が増幅。外国為替相場も対ドルで93円台の円高水準で推移したことから、輸出関連企業の業績悪化懸念も強まった。このため買い一巡後は戻り待ちの売りに押され、次第に上げ幅を縮小し取引を終えた。
市場では「下値では機関投資家や個人の買いが入る一方で、上値を買っていくエネルギーに乏しい」(大手証券)との見方が強い。



